南の島番外編-宝島について(その1)-

宝島について(その1)

宝島はトカラ列島の中の有人島では最南端であることから、鹿児島からはフェリーで各島を経由し約13時間かかるが、奄美大島の名瀬からは約3時間であることから、場合によっては奄美まで飛行機で行き、名瀬からフェリーで宝島入りした方が早い場合もある。
今回、我々は帰りのルートで奄美経由を使った。行きに比べて帰りは楽だった。(お金はかかるけど)

宝島は人口約120人、周囲13㎞で、トカラ列島の中では割と大きい島である。
人家は一箇所に固まっていて、集落以外は森林(竹林)と畑、牧場などである。宝島では他の島と違って、戦前から稲作が行われていたようだが、今では田んぼを作る人も少なくなって、今年の夏はたったひとりの人しか作らなかったそうだ。

畑では、バナナ、ビワ、サンセベリア(トラノオともいう観葉植物)、サトウキビなどが作られていた。観葉植物が作物のように栽培されているのを、初めて見たので最初はとても驚いた。
畑への水は、ほとんど降雨に頼っているので、雨が少ない時期は大変だろうな、と思った。

雨と言えば水道水も雨に頼っているようで、いよいよ雨が少なくて困る時には地下水をくみ上げるそうだが、サンゴが隆起した島の地下水なんてあまりおいしくないそうだ。
その割には、民宿のトイレは水洗だった。当然ボットンだと予想していたので、とても意外な感じがした。

島の至る所に、牧場があって牛が放たれていた。荒木崎灯台への途中の城之山牧場は、広いところに黒い牛が点々と草を食べていて、とても日本の風景には見えない。

宝島にはアカショウビン(正式にはリュウキュウアカショウビンだと思う)がいて、よく鳴いていた。「キュルルルルル」という特徴のある鳴き声で、最初は何が鳴いているのか判らなかったが、同じ宿のおじさんが教えてくれた。
宿の近くにも巣があるようで、朝の4時頃の大きな鳴き声でよく起こされた。一回だけ女神山の近くで、目の前を横切る赤い鳥を見たが、恐らくアカショウビンだと思う。
アカショウビンというと、カワセミのように魚を捕ることを想像してしまうが、リュウキュウアカショウビンは虫とか小動物を捕って食べているようだ。

e0058338_22265663.jpg

[PR]
by haruhiko_imao | 2005-09-12 22:28 | トカラへの旅
<< 我が家の改造(その3)-OMソ... 我が家の改造(その2)-この家... >>