忙しかった12月
久しぶりのアップです。
冒頭から、久々の更新の申し開きをするようですが、今月はいろいろありました。今月のエピソードをざっと流して今年の締めくくりとしたいと思います(笑)。 戦後、私たちの先輩が懸命に植えて育ててきたスギやヒノキの人工林が、柱や板に使えるまでの大きさになってきているにも関わらず、管理がされずに放棄された状態の山があちこちにあります。一見、日本の森林は緑に覆われて豊かに見えますが、管理放棄された人工林の中は草木が生えないほど真っ暗になって不健康な林になっていることが多いのです。ひどい場合には、土壌が流れ出してしまっているところもあります。 上の写真に写っている重機は「スイングヤーダ」と呼ばれるもので、通常のバックホーと同じベースマシンに二胴のウインチドラムが付いており、ブームの先をタワーとして簡易な架線集材が行えます。最近では林業の現場ではこうした機械が多く用いられるようになりました。 先月の末に、この現場を長野県知事に見てもらう機会がありました。なぜここの現場を見てもらうようになったか細かい解説は省きますが、興味を持って見られていました。 これに先立って、内装の施主施工(珪藻土塗り)のお手伝いにも参加する予定だったのですが、連休にも関わらず連日出勤だったので、涙をのんで不参加・・・ でも、気に囲まれた北アルプスが望める素敵な家ができました。子ども達を連れて行ったのですが、大はしゃぎで困りました。次男曰く「あのおうちに住みたいナァ~」。 今月に入ってからは、キノコの原木の伐採作業を少しずつ進めています。来春植菌予定のキノコはシイタケ、クリタケ、ナメコ。特にクリタケの原木はよく乾いていた方がいいので、早めに伐採です。ちなみに原木はクリの木です。 子ども達は、何といっても「ネコバスルーム」。小学生までしか楽しむことができないのですが、小三の長男もしっかり遊んでいました。 年末に、海外勤務の長い学生時代の友人が、久しぶりに帰国してきていたので、有志での飲み会が急遽、京都であり参加してきました。たかが飲み会のために、わざわざ京都まで・・という気もしないではないですが、南信州と関西はそれ程遠くはありません。実際、伊那谷から大阪までの高速バスで往復したのですが、バスに乗っている時間は3時間くらいです。 卒業してから10年以上経っているのですが、懐かしいメンバーで集まるとほとんど学生の時の再現といった感じで、短い時間ではありました楽しいひとときを過ごしました。こうしたシチュエイションでの飲み会は決まって飲み過ぎるのですが、さすがに年も重ねていることもあって、何とか無事に翌日を迎えることができました。 対話集会、といってもシンポジウム形式の基調講演とパネルディスカッションが主ですが、帰りのバスの時間もあって、基調講演までしか聴くことができませんでした。写真はフィールド科学教育研究センターの竹内先生の講演です。竹内先生には、学生時代演習林実習で大変お世話になりました。この演習林実習、通常2回生が受けるのですが、出来の悪かった私は2回生に混じって5回生で受講しました。そんな私を気遣ってか、先生は私ひとりを夜飲みに誘ってくれたり、いろいろ声をかけたりしてくれました。 この日は、講演の講師ということもあって、残念ながら声をかけられる雰囲気ではありませんでしたが、また機会があったら参加しようと思いながら、京都をあとにしました。 来年は、今月のようなことのないよう、こまめに記事をアップしたいものです・・・
by haruhiko_imao
| 2006-12-31 21:22
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